新しい風7
つづき
自分たちのやっている事が秘密に穏便に進めているとしても、相手に100%気付かれないというのは難しい話です。
「陰で何かやっている」そんなレベルの察知は誰でもできると思います。相手もしかり。
そこからは、連想ゲーム。直近の出来事から推測するに、もしかすると、あの件のことではないか?
メンバーに軽くカマを掛けてみたり。聞かれてもないのに、件に関して反論、弁明してみたり。
また、我々のメンバーの中でも気の弱い人に対して「もし上に言ったとしたらどうなるか」と圧力を掛けてみたり。
しっぽを出さないように言動に気を使っているのが分かる。メンバーは勘違いして「落ち着いた」「丸くなった」と安心(油断)している。
水面下の戦いは始まっている。
つづく